暑い時期のレースでの立て直し方

夏のトレーニングで学んだ失敗と対策

音声は上記よりどうぞ!

こんにちは、タグゾウです。
真夏の炎天下、12時間のトレイルランニングで体力的な危機に直面しました。体力の限界を感じ、トレーニングを続行できるか不安に襲われた瞬間、私の頭に浮かんだのは「どうすればこの状況を打破できるか?」でした。

この記事では、私が実際に経験した夏のトレーニングでの失敗と、そこから学んだ4つの重要な対策をご紹介します。熱中症や脱水症状に悩まされるランナーにとって、この情報は文字通り「命綱」となるかもしれません。あなたの次の夏のレースを成功に導く秘訣がここにあります。
今回は、夏のトレーニング中に経験した失敗と、そこから学んだ貴重な教訓についてお話しします。特に、熱中症と脱水症状への対策に焦点を当てて、皆さんのトレーニングやレースに役立つ情報をお伝えしたいと思います。
こちらの記事は音声もございます。

失敗の状況:12時間トレイルラン

先日、私は1周2キロ(正確には1.8キロ)のトレイルコースを12時間走り続けるトレーニングを行いました。このコースは、最初の800メートルで230メートル上るという急な登りを含むものでした。
目標は20周、つまり約36キロで総獲得標高4600メートルという設定でした。

しかし、このトレーニングで私は大きな失敗を犯してしまいました。

直面した問題:熱中症の兆候

午後2時頃、体に力が入らなくなり、明らかに具合が悪くなってきました。これは熱中症または脱水症状の兆候だと感じました。この状況で、私は次の3つの可能性を考えました:

  1. 熱中症
  2. 脱水症状
  3. カロリー不足
  4. 塩分不足

対策:4つのステップ

この状況を改善するため、以下の4つの対策を順番に実行しました。

1. 熱源から体を隔離する

まず、運動を止めて日陰で休憩しました。しかし、外気温が38度近くあったため、さらなる対策が必要でした。車に移動してクーラーをつけ、体温上昇を防ぎました。

レース中の対策案

  • 可能であれば水に浸かる
  • アイスバスの利用
  • 氷嚢を準備しておく
    アイスバス

2. 脱水症状への対処

OS-1を500mlと、アクエリアスを500ml、計1Lの水分を短時間で摂取しました。
通常は一度に大量の水分摂取は避けますが、緊急時には有効な対策となります。

ポイント:体が本当に水分を必要としている場合、1リットルの水分を摂取しても尿として排出されないはずです。排出されても問題なし!

3. カロリー補給

コンビニで購入したビビンバとチキンラーメンを食べ、約700-800kcalを摂取しました。
ビビンバとチキンラーメン

4. 塩分補給

意図的にチキンラーメンを選び、スープも全て飲むことで塩分とミネラルを補給しました。

回復と学び

これらの対策を実行後、回復までに約1時間かかりました。
この経験から、レース中にこのような状況に陥ると、貴重な時間を失うことを学びました。
したがって、予防策を講じることが非常に重要です。

まとめ:事前の準備が鍵
暑い時期のレースの準備に必要なこと

  1. 体温管理:氷嚢やクーリンググッズの準備
  2. 水分補給:十分な水分を携帯し、こまめに摂取
  3. 栄養補給:緊急時用の高カロリー食を準備(塩分を考慮しておくとなお良い!)
  4. 塩分補給:塩分を含む食品や電解質飲料の準備

今回の経験を通じて、夏のトレーニングやレースにおける難しさを再認識しました。

お知らせ

  1. 京都グレートラウンド(12月29日、30日)のエントリーが開始しました。
    ページはこちらです(ボランティアの募集も行っております)

  2. 石舞台100(エントリーは9月1日〜)が今年から120キロ部門になりました。新しいコース設計で、より楽しめる大会を目指しています。ページはこちらです。

詳細は新しくなったホームページでご確認ください。皆さまのご参加、ご協力をお待ちしております!

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